プチプラ防災の本を読んで実践している、部屋の備えあれこれ

レスキューナースが教えるプチプラ防災
少し前に、書店でたまたまこの本を見つけました。『レスキューナースが教えるプチプラ防災』
国際災害レスキューナースである辻直美さんが書かれた防災の本です。
100円ショップをはじめ、お金をかけずにできる災害対策が満載で、これならすぐに取り入れられそう! と思えることがいくつもありました。

最近あちこちで地震、多いですよね……。
私自身がこれまで経験した大きな地震は、1995年の阪神大震災と、2018年の大阪府北部地震。
阪神大震災のときはまだ子供だったんですが、揺れたそのときは寝ていて気がつかず……。
なので2018年の地震が、人生のなかで一番大きな揺れでした。とはいっても、幸い自宅でも職場でも大きな被害は出ませんでした。
以前から背の高い家具を部屋に置かないようにしたり、非常持ち出しリュックを用意するなど自分なりに対策はしていたつもりでしたが、この本を読むと、これはできていなかったな、備えておいたほうがいいなということがいくつもあったので、今回新たに備えたことなどを書いてみたいと思います。

人や家庭によって備え方はいろいろだと思いますが、こんなふうにやってる人もいるんだなーという一例として読んでいただければ。

プチプラ防災の本を読んで実践した、災害対策

棚に滑り止めシートを敷く

私の場合、台所がいちばん対策できてないな、と感じました。
背の高いものは置いていないし大丈夫だろうと思っていたのですが、揺れが強いと棚に置いてあるものが飛んでくることもあり、その予防として、滑り止めシートが本書ではおすすめされていました。

100円ショップのセリアで購入した滑り止めシート。寸法は約30cm×150cm。好きな大きさに切って使います。
セリアのすべり止めシート

棚に置いているプラスチックかごの底面(外側と内側の両方)に滑り止めシートを貼るというアイデアが本には載っていたのですが、私の場合、かごを使っていないのと、棚にいろんな形状の物を収納しているので、シートは棚板自体に貼ることにしました。

棚に貼った滑り止めシート

裏は、マスキングテープを輪っか状にしたものでとめています。
セリアの滑り止めシート

こんな感じになりました。

無印のパイン材の棚に収納したところ

このやり方で、本棚も同じように滑り止めシートを貼るとよいらしいのですが、本棚はまだできていません。
本の量が多めなら、シートを敷くのではなく、ぎちぎちに詰め込むことで飛び出さないようにするのもよいそうです。

オーブントースターの落下対策

強い揺れがきたときにオーブントースターがふっとばされないよう、こんな透明シートをオーブントースターの脚に貼りました。

家電落下防止マット

セリアで買った、両面がべとべとしたシート。貼ったり剥がしたりできます。結構べとべとしているので、これなら簡単にはふっとばされなさそうです。

家電落下防止マット

電子レンジも対策したほうがいいんですが、まだやっていません。というのも、たぶんあと半年ぐらいで今の部屋から引っ越す予定にしているので、もう次の部屋に引っ越ししてから対策しようかな……と思っています。

備蓄食料の買い足し

備蓄食料
普段から食べ慣れたものを揃えておくのがよい、ということでこんな感じで買い置きしています。
先述した棚の、このケースに入れています。無印良品の「ポリプロピレンファイルボックス・スタンダードタイプ・ホワイトグレー・1/2」です。サイズは約幅10×奥行32×高さ12cm。

無印のパイン材の棚

このほかには、台所のシンク下収納にも備蓄食料のスペースをつくっています。
シンク下収納

下段の白い容器が備蓄食料入れです。無印良品の「やわらかポリエチレンケース・中」を使用。サイズは約幅25.5×奥行36×高さ16cmです。

無印のケースに入れた備蓄食料

入れているものはこんな感じです。
備蓄食料

普段の食事でときどき食べるようにして、減った分を補充する、ローリングストック方式にしています。
特に袋入りスープはよく食べていますね。家に適当なおかずがないときとか。
フリーズドライのおみそ汁もときどき飲んでいます。おみそ汁作るのが面倒なときとか……。
アマノフーズのおみそ汁も、無印のおみそ汁も、お湯を注ぐだけでできておいしい。

あとこんなご飯ものも買い足してみました。モンベルの「リゾッタ」というフリーズドライのご飯です。
モンベルのリゾッタ
熱湯を注ぐだけでできます。お湯がなければ、時間はかかりますが水でも。
スプーンは付属していません。

モンベルのリゾッタ

熱湯を注いで袋のジッパーを閉め、3分待ってできあがり。
今回食べたのは「五目リゾッタ」。おいしかったです。他の種類も食べてみたくなりました。

職場にも食料を置いておく

日頃つまむ用のお菓子やソイジョイ、スープなどをストックしています。仕事中によくお菓子をつまむので、お菓子は常に引き出しに入っているのです。
コンビニでもらって使っていない割り箸は、非常用兼、家からお弁当を持参したときにお箸を忘れたときに役立ちます。左の白っぽいカゴに入れているのはビニール袋です。

職場の引き出しの中身
食料以外では、箱ティッシュ、ウエットティッシュ、45ℓのゴミ袋、スニーカーも用意しています。

毎日持ち歩くカバンの中に、あったほうが良さそうなものを追加

職場への行き帰りの途中や、休日に外出しているときに災害に遭う可能性もあります。そんなときのために、必要になりそうなものをまとめたポーチを以前から持ち歩いていました。
マークスアンドウェブのポーチ
マークスアンドウェブのポーチ。
裏側のファスナー付きポケットが便利。
マークスアンドウェブのポーチ
本を読んで、これは持っていなかった、思いつかなかった、という物を足しました。
追加したのは、2口USBコンセント。もし周りに困っている人がいたときに2口あると便利、と書かれてあり、なるほど! と思ったのです。

2口USBコンセント

ポーチにはこんな物を入れています。
ポーチの中身
・モバイルバッテリー
・ケーブル
・マスク
・予備のコンタクトレンズ2組
・携帯用歯ブラシ
・ヘアゴム
・絆創膏
・糸ようじ
・ミニはさみ
・薬
・2口USBコンセント

写真には写っていませんが、
・生理用ナプキン
・キシリトールタブレット

これらを持ち歩いています。

プチプラ防災の本とは別に、こんなムック本も読んでいたのですが、

これに書かれていた「コロナ対策ポーチ」もあったほうがいいなと思ったので、先ほどのポーチとは別にもう1つポーチを持ち歩いています。
ポーチの中身
入れているものは、
・予備のマスク2枚
・ウエットティッシュ
・リップクリーム
・イヤホン
・ソーラーパネル付きミニ懐中電灯(セリアで購入)

右下の小さいポーチはイヤホン入れです。

マスクを複数枚入れているのも、自分だけでなく周りに困ってる人がいる場合に分けられるから。
著者の辻さんが、これまで経験で、そんな場面がたくさんあったんだろうな……と思ったりしました。

他には非常持ち出しグッズのリストや、重い荷物の背負い方、ペットボトルの蓋に穴を開けてシャワーがわりにするとか、災害時クッキングなど、けっこう踏み込んだことまで載っています。
それと結構驚いたのが、断水したときに、汲み置きの水をトイレに流してはいけないということ。てっきり流していいものだと思っていました。代わりに使うのは災害用トイレ。便器に大きいゴミ袋を被せて災害用トイレにする方法が書かれていて、これも覚えておきたいと思いました。

非常持ち出しリュックも見直しているのですが、こちらについては機会があればまた書くかもしれません。